さて、ブドウ糖と氷砂糖の利点について今までお話ししてきましたが、結局どっちがいいんだという話になりますよね?
わたしの結論で恐縮ですが、
どちらも持っていたほうがいい
となりました。
それぞれ効果的な使い方があるので、一つには選べないというのが正直な感想です。
今回はその理由をお話します。
ブドウ糖の利点
- 単糖類なので吸収が早い
(砂糖より早い) - 柔らかい
- すぐに溶けてしまう
実際に食べてみた感想ですが、落雁や和三盆のような食感です。
ほろっ・・という感じ。
サラっと溶けていくので、口の中にいつまでも残るのが苦手な人にはおすすめ。
氷砂糖の利点
- 二糖類なので吸収が早い
(ブドウ糖より遅い) - 固い
- なかなか溶けない
実際に食べてみた感想ですが、固いあめ玉といった感じです。
ちゃいなマーブルみたいな感じ(マイナーかもしれませんが)
噛むと歯を痛めそうなので、なめるのが賢明です。
長く口の中で転がせるので、長持ちしそうですね。
どう使い分けるといいか
ブドウ糖の特色は、柔らかくて溶けやすいことなので、栄養補給を迅速に行いたい仕事中におすすめです。
反面、氷砂糖はゆっくりと時間を使って溶けるのが特色です。
ゆっくりと溶けるので、災害時などの心の癒しのためになめるのがおすすめです。
アメだとべたべたになってしまうものですが、5年保存用の氷砂糖であれば、長期保存でもべたつきません。
災害時なら氷砂糖一択!
水さえ満足に飲むのが難しい状況であれば、氷砂糖がおすすめです。
災害時などが、それにあたりますね。
なめているうちに、唾液が出るのでのどの渇きが潤う効果が期待できます。
カンパンに金平糖が入っているのも唾液が出せるという理由ですね。
カンパンだけでは、かえってのどが渇いてしまうので、工夫がされているのです。
常時から使っていきたいブドウ糖
筋トレの時にもエネルギーとして使われるブドウ糖です。
脳の栄養もブドウ糖ですし、重要度は高い栄養素なのです。
ですが、肝臓に貯蔵できるブドウ糖の集合体、グリコーゲンには限りがあります。
肝臓のグリコーゲン貯蔵量は、エネルギー量にして300~400kcal程度。
満タンになっていても、約8時間くらいで空になってしまいます。これはつまり、たとえ夕食をしっかり食べたとしても、翌朝に肝グリコーゲンがほぼ無くなってしまうということです。
だから、特に強度の高いスポーツや筋力トレーニングなどを行う場合は、「朝食を抜いて朝からトレーニング」というようなスケジュールデは力を発揮できなくなってしまいます。
また、強度の高い運動を続けた場合、肝臓グリコーゲンが満タンから空になるまでの時間は1~2時間程度にまで短くなります。
人体のグリコーゲン貯蔵タンクの容量は、けっして多くはないので、不足しそうだと感じたら、すぐに摂取できることが望ましいでしょう。
砂糖や炭水化物を食べることでもブドウ糖は補給できますが、消化して分解されるまでにタイムロスが生じることと、ブドウ糖以外の栄養も含んでいるので、栄養過多になってしまう可能性があるため、用途によって使い分ける必要があるようです。
健康的な生活のために両方保存しよう!
ブドウ糖を普段から使う利点を感じていただけましたか?
日ごろからハードな事務作業に追われている方や、ハードスポーツで体を鍛えている人は、カバンにポケットにと忍ばせておくと、効果的に使用できるでしょう。
氷砂糖も、非常食として優れているほか、梅酒や果実酒を作るのにも便利です。
長期間保存できるものですので、災害用に買っておいて、期限が近くなったらコーヒーの砂糖代わりに使うこともできます。
糖というと「体に悪い」という声も多いですが、目的を限定して使うと生活に役立つ立派な栄養素です。
健康にをつけて、効率的な生活を楽しみたいですね!
マタネ(゜B゜)ノ